河本の実験室の2019年まとめ
今年もたくさん作ったので、特に話題になったものをまとめます。
1月・AR Sensor
スマホで測ったWifi電波強度などのセンサーデータを3次元空間上に可視化することで「ここWifi飛んでんな」が出来るアプリです。去年末にプロトタイプを作り、
2階に置いたWifiルーターが繋がりにくいので、ARで電波強度を可視化してみた。こんなのを20分で作れるARCoreすごい。 AR Visualization of Wifi signal strength in my house. pic.twitter.com/UVuHCRYfeX
— Ken Kawamoto(ガリのほう) (@kenkawakenkenke) 2018年12月24日
今年アプリとしてリリースしました:
いろんな人が家やオフィスで遊んだ動画を撮ってくれたのが地味に嬉しかったです。
Gigazineが紹介してくれたり、Interface誌で記事書いたりしました。
1月・ARで見る
ネットショップなどでよく見る[幅x長さx高さ]の表記を(多分)最短タップ数でAR可視化するアプリです。
装置とか家電調べてる時「128x145x285(mm)ってどんぐらいだ?」ってよくなるので、ブラウザとかから2クリックでAR表示できるアプリ作った。文字列選択して「共有」>「ARで見る」を選択するだけ。めっちゃ便利。 https://t.co/E9TJMxitpj pic.twitter.com/ZHA8E3a1Hy
— Ken Kawamoto(ガリのほう) (@kenkawakenkenke) 2019年1月13日
ARのアプリにありがちな 「まずは専用アプリを開いて数字を入力しましょう」みたいなUXが嫌いすぎて、最も自然にユーザをARまで連れて行く方法を考えたらこうなりました。めちゃくちゃ便利です。来年はもっとARがスマホの体験の色々なところに融合していくように、頑張りたいです。
3月・寝転がってるだけで子供がマッサージしたくなるTシャツ
昔作ったTシャツを綺麗に作り直してClubTで販売してみました。
以前作った「寝転がってるだけで子供がマッサージしたくなるTシャツ」をきれいに作り直して出品した:https://t.co/o4QXllvo8h 背中にプラレール幅対応のレールが描いてあるので、子供が大喜びでプラレールを走らせてくれます。気持ちいいです。 pic.twitter.com/5wZ8poE5hJ
— Ken Kawamoto(ガリのほう) (@kenkawakenkenke) 2019年3月3日
ふと思いついたアイディアを、在庫リスク0で販売できるのは本当に素晴らしい時代になったと思います。ネットメディアだけでなく、大体の国内キー局の朝のニュースや海外メディアが紹介してくれました。
5月・みんなの忘れたニュースBot
次から次へと炎上を楽しんでは忘れるネット文化が嫌で、こういうbot(@wasureta_news)を作ってみました:
最近のTwitterの色んなことに怒って忘れてを繰り返す空気が好きじゃないので、「忘れられて一ヶ月ぐらい経った話題」を自動で集めるBOTを作った。定期的に流れる「忘れた話題」を眺めると、新たな炎上ネタを見た時「俺これ一ヶ月後も覚えてるかな?」と冷静になれる気がする。 https://t.co/3gKU5QMnC6
— Ken Kawamoto(ガリのほう) (@kenkawakenkenke) 2019年5月6日
半年で4万9000人にフォローされ、また炎上ニュースに「これも一ヶ月後に忘れたニュースbotにツイートされるんだろうな」的なコメントがついているのをたまに見ることがあり、少しだけ人の意識を変えるのに役立ったのかなと思います。
11月・振り返りカメラ
なんで今までなかったんだろう的な家庭版ドラレコを作ってみました。
子育ては常に「いま撮ってれば良かった!」との闘いなので、Google Homeに「Ok Google, 今の残しといて」と言うと、リビングのカメラ動画を過去30秒さかのぼってGoogle Photosにアップするようにしてみた。さっそく子供が初めてカリカリを自分で食べるところを撮れてヒーロー。 pic.twitter.com/BuHCXHFrIx
— Ken Kawamoto(ガリのほう) (@kenkawakenkenke) 2019年11月4日
これが家に来てから毎日のように永久保存版ホームビデオが撮れて夫婦共々ご満悦です。
その他
あまり話題にならなかったけど他にも沢山楽しく作りました。気になったらTwitter見てみてください。
ちなみに本業では・・・
Google Maps上で口コミを要約するやつを作りました。飲食店等を決めるときにとても参考になるタグが表示されることが多いので、色々探してみてください。
まとめ
実はこの年になって初めて、作った物を売るという体験をしました(Tシャツで)。研究を売るとかサービスを売るとか仕事時間を売るとかではなく「物」。個人に直接お金を頂いて物を提供するのは、物凄い(「期待はずれだった」と怒られる)恐怖と充足感を同時に感じられて、ハマりそうです。
来年特にやりたいことは:
- プログラミング教育- 今年は色々子供と一緒に物作りをしていて、良い教育方法に色々思い悩みました。ブロック式プログラミングがいいのかとか、媒体はロボットがいいのかとか。ちょっと色々実験してみようかと思います。
- 割愛
- 売れる形にする- プロトタイプばかり作ってバズって喜ぶだけじゃなく、ちゃんと売れる形にまとめるのは大事だし楽しいな、と今年思えました。来年もっとやります。